辻本 地域交流促進委員会
地域に根ざした企業・株式会社スリーハイ様・
【地域交流促進委員会】
しあわせ工房ではスタッフ・利用者様みんなで地域の<お困りごと>に取り組むために日々活動をしております。地域のごみ拾い・お子さんの下校時の交通安全サポート・小学校区内で開催されるお祭りイベントのサポーター等の様々な活動をしておりますが、今回はその中の一つ「企業訪問」についてお伝えします。
この活動は、各地で社会貢献活動をされている企業様を直接訪問し、活動内容・経緯・歴史などを社員や障害をお持ちの利用者様も一緒に聞いて学ぶというものです。
過去には未来創造企業認定を受けておられる株式会社宣真工業様や大和橘を広める活動や植樹・販売されている城さんのところなど職種に関係なく企業としての在り方を学んできました。
スリーハイ×しあわせ工房
今回は神奈川県横浜市にある株式会社スリーハイさんに代表、社員2名、利用者2名の計5名で行ってきました。こちらの会社は工業用ヒーターを開発・製造しています。会社のテーマが「あたたかく」ということで、製品を通じて人・地域・モノがあたたかくなることを中心に活動されています。その1つに、地域で暮らす子供たちが地域にある企業(製造業、運輸業、クリーニング業など業種も様々)を見学できる「まち探検プログラム」を企画・運営しておられます。地域の小・中学校と連携してまち探検→工場見学→職場実習を通じて地域にある会社を知り、まちの中で継続した学びが出来る仕組みとなっております。まちを知る・地域の人を知る・働く人の想いを知る・様々な職業を知る、このような取り組みをぜひこのしあわせ工房がある飛鳥地域でも取り組みたいと思い、10月19日に企業訪問させていただきました。
地域に根ざした活動とは?
地域スペースとしてカフェを運営されているところにお邪魔し、約2時間代表の男澤社長から取り組みなどをお聞きしました。この会場自体も地域の方がオープンカフェとして運営されている傍ら、工場の方が出荷用ヒーターを梱包されていました。地域の中に仕事が混在している(日常の風景になっている)ところを見て地域に愛されている企業であることがよく伝わりました。まち探検プログラムは地域の方が企業を知ることで街が好きになり、いい循環が生まれていくという姿を拝見しました。この取り組みをされるにあたって地域企業・学校との連携が必須で当初は数社から始まった取り組みが今や数十社が集まる活動へと変革されています。目先の利益にとらわれない「企業は社会の公器」とはまさにこういった企業の事ではないでしょうか。
◎この企業訪問に参加した社員と利用者様のインタビュー
社員A氏:事業として活動をされている姿に触れることができてとても貴重な体験になった。自分たちがいま行っている活動がどんな方向に向かっているのか(どんな方向に向かうのがいいのか)がよくわかった。経済的価値と社会的価値の両立はとても難しいかもしれないがそれができるいい例だと思うので今回学んだことを奈良でも活かしてやってみたい。
利用者様B氏:社長さんから直接、お話を聞く機会があるとは思わなかった。事業所でしていく活動の中で今回学んだことを自分なりに活かしていきたいと思った。こういう学びが得られる機会が自分にもあることに
社員も利用者様も一緒になって地域のことに関心をもって取り組んでいくというのはしあわせ工房の特徴かもしれません。自分たちが活動している地域の困りごと・関心ごとに目を向けて取り組んでいく、そういう在り方について今後も学んでいきたいです。
奈良市・飛鳥地域とのコラボ
この研修の後、奈良でも同じような取り組みをしていきたいとお話したところ、男澤社長が直接奈良にきて地域の方や学校にそのノウハウなどを伝授してくださることになりました。12月19日に横浜から来てくださり、飛鳥地区の社協の方、自治会長様や地域を取りまく企業様にもお声掛けをして活動を広めていく次第です。志で繋がる企業訪問活動では、皆様から多くの事を学ぶだけでなく、実践しよりよい地域を創るために活動を続けています。次回はあなたの企業に訪問するかもしれません。
To be continue…
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